給料は「もらうもの」ではなく、「稼ぐもの」:働く意味が分からないまま何となく働いている人に読んでほしい一冊

誰もが最初は「ゼロからスタートする。失敗しても、またゼロに戻るだけだ。決してマイナスにはならない。だから、一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進もう。

堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?再び「ゼロ」となって、何かを演じる必要もなくなった堀江氏が初めて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこからうまれる「希望」について。

 ”凝り固まった心を再起動させてくれる本”、そんな表現がぴったりな一冊です。この本のテーマは次の一文にまとめられています。

どこで働き、誰と働き、どんな仕事を、どう働くのか。そもそも人は、なぜ働くのか。このままの働き方を続けてもいいのか。これは僕の個人的な問題意識であり、同時に今の日本全体に投げかけられた問いでもある。

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「生活するために働く」は、いつしか「働くために生活する」になってしまう

私自身がこの本を購入した理由は、ふと書店で立ち読みした時に、堀江さんの経験した状況が、病気で仕事を辞めて今まで積み重ねてきたものが崩れてしまった私の状況になんとなく似ていて親近感を持ったからです。

そして、働くという意味について考えるこの一冊は今の私にぴったりだと考えたからです。

仕事を辞める前から、そして辞めてから「なんのために働くのか」という自問自答にいつまでたっても答えられなかったんですよね。「生活するため」と言ってしまえばそれきりなんでしょうけれど、私はそういった思考を停止させて世の中の普遍的な考えを自分の考えとして飲み込むのが非常に苦手です。

「みんながそう考えるから」とか、「周りがやってるから」的な感じで自分も同じように振る舞うのが至極苦手なんですよね。どんな考え方を取り込むにしても、一旦自分の頭で考えてフィルターを通してからでないと飲み込めないんです。

時には、「それはおかしいんじゃないか?」と考えてしまって、その考え飲み込めないときや反対の考え方を持ってしまうことだってあります。だからこそ物心ついたときから周りとうまく付き合っていくのが苦手で、非常に生きづらさを感じているのかもしれません。悪く言えば協調性ない、良く言えば個性がある、そんな感じです。

「なんのために働くのか」という問いに関して、「生活するため」だと割り切れる人は良いんですが、私はそうではありませんでした。私と同じような人はかなり多いはずです。

私も就職するまでは「とにかく仕事に就かないと」という思いでしたが、”朝起きて仕事に行って帰ってきて寝る”という機械的な生活を繰り返していると、自然と「なんのために働くのか」という問いが浮かび上がってきたんですよ。これは私だけでなくほとんどの人が感じる疑問だと思います。

仕事をしていても楽しくないし、人間関係はムダに増えて疲れるし、生活が機械的でなんの刺激もない。これが残り40年以上続くと考えたらゾッとしたんですね。気が付くと、「私の人生はただ働いて消耗するためだけにあるのか」と考え始めてしまい、堂々巡りのネガティブ思考が止まりませんでした。

どうやら、私には”生活するために、食べていくために働く”という割り切った考え方はできないようです。そう考えてしまうとなにも楽しいことが無いように思えてしまいます。むしろ、割り切ってしまっている人は「生活するために働く」ではなく、「働くために生活している」ようにも感じます。

私は、ただ単に食べるために働いて、休みの日は仕事で疲れた体を癒やすために時間を費やし、このような生活を繰り返して時間をどんどん浪費し、死ぬまで機械的に働くなんて絶対に嫌です。そこで、何か見つからないものかと、藁にもすがる思いでこの本を手に取りました。

失敗しても、たとえすべてを失っても、再びゼロというスタートラインに戻るだけ。メディアを騒がせた「ホリエモン」から、一人の「堀江貴文」に戻るだけだ。むしろ、ここからのスタートアップが楽しみでさえある。

2006年1月、堀江さんが2年6か月の実刑判決を受けたのは誰もがご存知だと思います。そのことを本人はゼロに戻っただけど言います。

ただ、依然として知名度は確実にあるし、私はゼロに戻ったと思いませんが、それによって失ったものは、私の失敗とは比べ物になりません。その心構えには学ぶべきものが多かったです。ページをめくる手が止まりませんでした。

給料は「もらうもの」ではなく、「稼ぐもの」

本書の中盤あたりで、働くことの意味について次のように述べていました。

これからの自分がどんな働き方を選ぶのか、もう一度真剣に考えてほしい。それは自分の生き方を選ぶことに直結する。人はメシを食うために働くのではない。働くことは生きること。僕らは、自らの生を充実させるために働くのだ。

確かに、人に「どうして働くのか」と聞くと、ほとんどの人は「生活するため」「働かないと生きていけない」と死んだ魚のような目をして答えます。そして、堀江さんは働く事に関して次のような視点を持っています。

お金(給料)とは「もらうもの」ではなく、「稼ぐもの」である

多くの人はここを勘違いしているんですね。私も給料をもらうたびに、なぜか違和感を覚えていました。

「どんだけ頑張って働いても、もらえる給料はほぼ同じ。それなら無理して頑張らなくてもいいや。」

いつしかそんなことを考えるようになっていました。雇われて働くことに違和感を覚えていたんです。

私を含め多くの人たちは”頑張って働いた分”の給料をもらっているのではなく、労働に費やす”時間”に対して給料をもらってるんです。ただそれだけなのです。違和感を覚えるのも当たり前ですね。こうなってしまっては、唯一人間が持つ思考も停止し始めてしまいます。

起きている時間のほとんどは仕事をして過ごすわけですから、”働くことは生きること”という表現はあながち間違っていません。だからこそ、人生を充実させるために働かなければならないんですね。

私は退職して、周りから見ればニートです。もちろん働く意思はありますが、ちゃんとした働く理由が見つからないまま職に就いたって失敗は目に見えています。

ですが、現在職に就いていない私にとっての”働く”とは、「毎日勉強や読書やゲームをし、そしてそこから得た知識や情報を、誰かのためにブログに綴っていること」だと考えています。

職に就いてお金は稼いではいないけれど、確実に人のためになっていることを実感していますし、自分の人生が充実していることも実感しています。闇を知らない以前の私よりも世界はくすんで見えますが、依然と違って光がそこにはあります。

もちろん、生活できるほどのお金は稼げていませんが、私の”働く”が時間とともに変化し、いつかお金という価値を生み出し始めたら、私の人生は輝き始めるし、働くこと自体が楽しくなり、さらには人生を充実させてくれます。

本当の”働く”とはそういうことなんだと気づかされました。いま、自分の感情を凍り付かせてストレスに耐え、何も考えずに仕事をしている人はこの本を読むべきです。そして、凍り付いて凝り固まった心を再起動してほしいです。働くとはこんなに楽しかったんだと感じてほしいです。

「我慢」の上に成り立つ努力よりも、「没頭」の上に成り立つ努力

そして、個人的に興味深かった文章がありました。

勉強でも仕事でも、あるいはコンピューターのプログラミングでもそうだが、歯を食いしばって努力したところで大した成果は得られない。努力するのではなく、その作業に「ハマる」こと。何もかも忘れるくらいに没頭すること。それさえできれば、英単語の丸暗記だって楽しくなる。

この考え方は、最近読んだイケダハヤトさんの「新世代努力論」の考え方に通ずるものがありました。

”我慢”の上に成り立つ努力ではなく、”没頭”の上に成り立つ努力。

努力家が努力家だと自覚していないケースが多いのは、”没頭”の上に成り立つ努力をしているからなのではないでしょうか。

本の最後は、堀江さんからのメッセージで締めくくられていました。

はたらこう。

働く意味が見つからない人、なんとなく仕事をしている人、仕事が嫌で仕方がない人、これから就職活動する人。そんな人たちに読んでほしい一冊です。

”働く”ということについて確実に新たな発見をすることができるはずです。

「じゃあ、どうすればいいのか」といったことにも本の後半部分を使って書かれてあります。それが答えにならなくとも新しい視点を得られます。

この本は、自分なりの”働く”について、今一度考えさせてくれる良書です。是非一読を。

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コメント

  1. 匿名 より:

    よわはださんとはきっと考え方が全く違うのでしょうが、この記事を見て少し引っ掛かる感じがしました。

  2. 匿名 より:

    ホリエモンの本は話半分で読んだ方がいいですよ

  3. 匿名 より:

    理想と現実は違いますよ。
    一握りの恵まれた人間は自分の好きな仕事とかやりたいことが出来るけど、大半の人間はそうじゃない。
    ホリエは東大卒のボンボンだし、そもそも生まれた時点で俺らとは違う。
    働かなきゃまず飯は食べれないし、会社に働かせてもらってるぐらいの恩はあってもいい。

  4. 匿名 より:

    ニートが言っても説得力ないな

  5. てし より:

    このブログはおれが書いたのかと思うぐらい、今自分が考えていること、悩んでいること、世間に対する疑問、同意見でした!ますます今の仕事を辞めたくなりました(笑)参考にします!

  6. 匿名 より:

    誰が書いたかっていうのを一旦置いておいて読むと
    面白い本なのかもね

  7. なおきち より:

    いろいろ考えることは大切なのかもしれませんが、堀江さんの最近のtwitterなどでの発信を見ていると、とても素直にはうなずけない本だなあ…。

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